2018年 ヨネックスレディス

“鉄人”のキャディと初タッグ 22歳・木村彩子が7位発進

2018/06/01 19:14
表純子の夫でエースキャディの広樹さんと初タッグ。木村彩子が7位発進を決めた

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 初日(1日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6422yd(パー72)

2015年のプロテスト合格者で22歳の木村彩子が3バーディ、1ボギーの2アンダー「70」とし、首位と4打差の7位と好スタートを切った。今季のQTランクは47位と、限定的な出場に限られる位置。6試合を終えた賞金ランクは94位におり、3週間後に迫ったリランキング(獲得賞金に応じて出場優先順を組み替える制度)に向けて「できれば今週で上位に上がりたい」と意気込んでいる。

「ショットはあまりよくなかったし、練習ラウンドでも不安な感じだった」としながら、真っ先に口にしたのは「いいスコアにまとめてくれた」というキャディへの感謝の言葉だった。今週初めてタッグを組むのは、ツアー最多241試合連続出場の記録を持つ表純子の夫でエースキャディの表広樹さん。現在、表が右肩の故障で離脱中とあり、今季は若林舞衣子フェービー・ヤオ(台湾)を中心にキャディを務めている。

木村が師事する仲村満コーチと、広樹さんが友人同士という縁で今回の初タッグが実現。広樹さんは表との夫婦コンビで2013年大会に優勝した実績があり、「得意なコースだしすみずみまで知っている」と胸を張る。木村も「メモを見なくても(グリーンの)ラインが分かっているし、詳しく知っている」と頼りにする存在だ。

木村はこれまで「自分の頭を鍛えるために」大会が用意するハウスキャディを使用してきたが、今回初めて帯同キャディを採用。コースマネジメントなど学ぶことも多いようで、「ショットが悪いと逃げてばかりになるけれど、ピンを狙う指示をもらえると前向きにいける」と多くの刺激を受けているようだ。(新潟県長岡市/塚田達也)

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