2018年 リゾートトラストレディス

海外メジャー前の香妻と蛭田は予選落ち パットに課題を残す

2018/05/26 18:04
初の海外メジャーに臨む香妻琴乃は予選落ち。パットへの課題を口にした

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(26日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6569yd(パー72)

予選会を突破して次週「全米女子オープン」(5月31日~、アラバマ州ショールクリークCC)で初の海外メジャーに臨む香妻琴乃蛭田みな美は、初日の出遅れを挽回できずに予選落ち。ともにパットへの不安を残して大舞台に臨むことになった。

香妻は88位からスタートし、5バーディ、2ダブルボギーの「71」。カットラインに3打及ばない通算2オーバーの72位に終わった。今月に入って復調気配だった課題のパットは今週、「狙いに行ったときに、パンチが入った打ち方をしてしまう」とタッチが合わず、一定のストロークを貫けなかったことを悔やんだ。

当初は28日(月)の渡米を予定していたが、決勝ラウンドに進めなかったことで「(現地に)早く入れるなら入りたい」と便を早める可能性を示唆。初の海外メジャーについては「不安もないし期待もない。試合までに練習ですね」と冷静に見つめた。

蛭田みな美は下位で予選落ち。次週へ前向きな言葉は少なかった

一方の蛭田は予選2日間とも「76」「77」と崩れ、通算9オーバーの104位と下位から抜け出せなかった。蛭田の課題もパット。「ぜんぜんダメ。今週はターゲットに対してまっすぐ向けていないし、フェースも右や左を向いたり。視覚的にズレが生じているんだと思う」と苦笑いだった。

今季下部ステップアップツアーを主戦場にする蛭田は、1カ月前の「九州みらい建設グループレディース」でプロ初優勝。「あのときはパットが良かったけど、週変わりなのが…」と、1カ月半ぶりのレギュラーツアー出場になった今週は悪い方向へと転がった。渡米は同じく28日を予定。「メジャーに行けるのは嬉しいけれど不安要素だらけ。なおして臨めたらいいな」と、危機感を募らせていた。(兵庫県三木市/塚田達也)

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