2018年 中京テレビ・ブリヂストンレディス

宮里藍さん”中学生記者”にメッセージ「信念を貫いて」

2018/05/18 18:34
地元中学生からの質問に答える宮里藍さん

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 初日(18日)◇中京GC石野コース(愛知)◇6441yd(パー72)

元世界ランク1位で昨年9月に引退した宮里藍さんが「ブリヂストン・アスリート・アンバサダー」活動の一環で地元中学生30人が記者に扮する模擬会見に出席した。

現役時代に強かった選手を問われると米ツアー72勝で08年に引退したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の名前をあげ「彼女が引退する前に優勝争いを何度かしましたが、彼女には勝てる気がしなかった。欲をいえば彼女が強い時に勝ちたかった。でも逆に強い存在がいたから自分も頑張れたし、ゴルフを上達できたので感謝しています」と答えた。

米ツアー5勝をあげた10年、日本人として初めて世界ランク1位になったときの気持ちを聞かれ「プロとしても自信があったときだけど、何かを達成するときが一番苦しかった。神様はゴールを目の前にすると、もうひとつ試練を与える。それを乗り越えるかどうかが大きなチャレンジだった」と振り返った。

最後は記念撮影とサイン入りキャップを中学生にプレゼント。感激のあまり、泣き出してしまう女子中学生もいたが、「ゴルフに興味をもってくれてうれしい。今後、みんなも壁にぶつかることがあるとは思うが、自分の信念を貫いて、いろんなことに挑戦してもらいたい」とメッセージを送った。(愛知県豊田市/玉木充)

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