「世界のサトちゃん」の流れに乗りたい プロギア契約の藤本麻子
2018/04/19 17:35
◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前情報(19日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)
藤本麻子はプロアマ戦で最終調整し「コースとの相性が良いかは分からないが、ジュニア時代からプレーしているコース。うまくかみ合えば上位で戦える」と意気込んだ。
今季は全7試合で決勝ラウンドに進出し、2度のトップ5を記録した。「例年よりは悩みすぎていないというか。うまく切り替えられている」と説明。前週「KKT杯バンテリンレディス」では初日に7オーバー94位と出遅れたが、2日と最終日をともに「68」でプレーし13位でフィニッシュ。「強気でゴルフができました。開き直れましたね」と振り返った。
昨年は36試合110ラウンドで全体1位となる357バーディを奪った。それでも優勝できなかった現実に「ボギーが多いということ。それを減らすためにアプローチが大事になってくる」と課題を分析。太平洋に面し、絶景とも評されるコースを最後まで入念に確認した。
思わぬ吉報にも笑顔を見せた。ジュニア時代から親交があり、自身と同じプロギアと用具契約を結ぶ男子プロの小平智が米ツアー「RBCヘリテージ」で初優勝。すかさず「世界のサトちゃんだね」とお祝いメッセージを送った。
「小さいころからマスターズに行くんだと話をしていたし、頑張っていた。私もその流れに乗りたい」。2011年「伊藤園レディス」以来となる2度目の優勝に気持ちを高めた。(静岡県伊東市/玉木充)