2018年 KKT杯バンテリンレディス

刻んだ最終ホール 成田美寿々は3打差からの逆転負け

2018/04/15 18:12
優勝を逃した成田美寿々。次戦に向け気持ちを切り替えた

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(15日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6428yd(パー72)

一時後続に3打差をつけ首位を快走していた成田美寿々は後半に落とし比嘉真美子に逆転負け。2打ビハインドで迎えた最終18番(パー5)は2打目を刻んで3打目勝負を選択したが、バーディに終わった。通算5アンダーの2位に「悔しさはあるけど、きょうは比嘉さんが素晴らしかったと思う」と淡々と振り返った。

硬く仕上がったグリーンの手前には池が構える最終ホール。フェアウェイから残り210ydの2打目は左足下がりだった。「グリーンに止まるイメージがまったくわかなかった」と2オンを避けた理由を説明。「3打目を入れにいったほうが良いと思った」が、フェアウェイからの勝負の一打はカップに入らず、クラブハウスリーダーの比嘉真美子の優勝が決まった。

4アンダーの首位タイから出た最終日は序盤に3バーディを重ねて抜け出した。折り返しの9番で初ボギーをたたいたが、「10番で良いパーを拾えて立て直し、またいけると思った」。ただ12番でディボットに入る不運などでボギーと後退した。スコアボードを確認し「(2打差の)17番でも狙って、チャンスにつけたけど外した。決め切れないのが勝つ人との差」と分析した。

3日間で計13個のバーディを奪って最多バーディ賞(権藤可恋と1位タイ/賞金50万円)を獲得し、「最低限の目標だった。久しぶりの優勝争いで勝てなかったけど、調子はあがっているし、次は絶対に勝ちたいという気持ちが強くなった」と語った。(熊本県菊陽町/林洋平)

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