堀琴音は国内初戦 左手首痛は回復「試合勘を戻したい」

◇国内女子◇Tポイントレディス 事前情報（15日）◇茨木国際GC（大阪）◇6261yd（パー71）

国内ツアーの今季第2戦まで欠場していた堀琴音が、プロアマ戦で最終調整を行った。2月の米ツアー「ホンダ LPGAタイランド」では左手首痛のため途中棄権。以降は休養と回復に務め、ようやく日本での2018年初戦を迎える。

「やっと戻ってこられたという感じ。試合勘が戻っていなくて、怖くもあるし不安もある。心を落ち着かせてゴルフを楽しみたい」と話した。昨年は32試合に出場し、トップ10は9回。6月の「ヨネックスレディス」からは5試合連続でトップ5入りし、賞金ランキング21位で終えた。

堀と同じく中島敏雅コーチに師事する諸見里しのぶは、2018年開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で3位。完治不能と診断された「第四肋軟骨(ろくなんこつ)」の炎症を抱える31歳の戦う姿に、「やっぱりすごいなと思いました。私ももっと頑張ろうといい刺激になりました。復活はうれしかったです」と笑顔をみせた。

想定外の故障により、出遅れる形になった国内ツアーの18年シーズン。「初優勝が目標だが、いきなりは難しい。毎週試合をやりながらしっかりとできればいい」と気を引き締めた。（大阪府茨木市／玉木充）