2018年 ダイキンオーキッドレディス

イ・ボミは8億円目前 2018年に期待される女子ゴルフ記録

2018/02/23 11:42

2018年の国内女子ゴルフツアーは、次週3月1日(木)に開幕する「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・ 琉球ゴルフ倶楽部)でスタートを切る。シーズンインを前に、今年の達成が期待される主な記録をまとめた。

■ 国内ツアー8年目 イ・ボミの生涯獲得賞金は

イ・ボミは8億円、上田桃子は7億円が間近となっている

ツアー史上8人目の生涯獲得賞金8億円に約1830万円まで迫っているのは、イ・ボミ(韓国)だ。シーズン序盤に達する可能性は高く、最も速ければ通算187試合目の出場となる開幕戦の優勝(2160万円)で決まる。8億円到達の最速記録は、2017年にアン・ソンジュが記録した175試合目。

生涯7億円は上田桃子があと約1100万円としており、同じく「ダイキン-」優勝で史上12人目となる。

これまでに生涯10億円を達成したのは不動裕理李知姫(韓国)、全美貞(韓国)、横峯さくらの4人。最も近い位置にいるのは、残り約9000万円としている福嶋晃子だ。以降は大山志保が残り約1億2060万円、アン・ソンジュ(韓国)が残り約1億3380万円で続くが、いずれも年内達成には賞金タイトル獲得に近い成績が求められる。

■ プロ2年目・畑岡奈紗にかかる記録

畑岡奈紗は日本女子オープン3連覇がかかる

2018年も米国ツアーを主戦場にする予定の畑岡奈紗は、「ダイキン-」をはじめ国内ツアー数試合にスポット参戦する見込みだ。

現在の生涯賞金は約6240万円(11試合)としており、1億円到達の最速試合数を更新する可能性を秘めている。ツアー記録は2010年に申ジエが達成した15試合目。塗り替えるにはあと3試合で、約3760万円の加算が必要になる。

2連覇中の「日本女子オープン」を制し、同一大会の3連覇となれば、1988年のツアー制度施行後では「ミズノクラシック」5連覇(2001~05年)のアニカ・ソレンスタム、「伊藤園レディス」3連覇(1994~96年)のローラ・デービース、「ニチレイレディス」3連覇(2014~16年)の申ジエに次いで4人目。日本人では初めてとなる。

■ 39歳のベテラン 快挙達成なるか

李知姫(韓国)がシード権を保持すると2002年から18年連続となり、ツアー記録を更新する。現在の記録は17年連続(複数年と永久シードを除く)で、李のほか、不動裕理服部道子肥後かおりが達成した。17年は「日本女子プロ」を制すなど賞金ランキング8位で終えており、台頭が目覚ましい若手に負けない実力を維持している。金字塔を打ち立てる可能性は十分ある。

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