2017年 ツアー選手権リコーカップ

苦悩に満ちたシーズン 元女王イ・ボミ「重荷に感じた」

2017/11/27 07:45
イ・ボミにとって苦しいシーズンとなった

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(26日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

2015、16年賞金女王のイ・ボミが通算4アンダーの9位でシーズン最終戦を終えた。賞金ランキングはフル参戦した2012年以降で、自己最低の23位だった。苦悩した今季を「やっぱり満足できるプレーができなかった」と総括した。

最後は笑顔で締めた。5バーディ、1ボギーの「68」で回り、今週初の60台。「ギャラリーの人も応援してくれて」と力に変えた。出だしの1番から8mを決めると、10番はピンにからめてOKバーディとするショットを見せた。「今年はあんまりできなかったけど、きょうは良かった」と安堵の表情を浮かべた。

今季開幕前から不安はあった。女王タイトルを防衛した昨年末に一度、燃え尽きた。年明けに毎年行う米合宿までゴルフから離れた。合宿では「ゴルフをすると成績を欲するけど、そういう状態じゃなくて。例年の半分程度にした」とラウンドする回数を減らして3月の開幕を迎えた。

結果の出ない日々に「スロースターターだから」と自虐的に笑いを誘うことはあったが、得意のショットが左右に散る課題を克服できなかった。相棒の清水重憲キャディは「正直悪い時期が来るとは思っていたけど、ここまで長引くとは」とした。8月の「CAT Ladies」で1勝挙げたが、「ボールに当たらない感じもあったし、チャンスにつけてもパットが入らないということが多かった」と完全復活はならなかった。

背負ってきた十字架を下ろす。「(賞金女王は)重荷に感じるときがあった。私はそう感じて失敗した」と視線を下げた。「ゴルフは楽な気持ちでやってはいけない。多分わたしは楽にいきたいと思ってこの1年間、失敗した。もっとしんどいこともあると思うけど、それが正解なんだなって思って頑張るしかない」と言葉を紡いだ。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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