2017年 日本女子オープン

1日26ホールで7バーディ 畑岡奈紗が史上2人目の大会連覇へ首位

2017/09/29 18:27
第2ラウンドを終えて通算9アンダーの暫定首位。畑岡は大会連覇へ向けて好位置キープ

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 2日目(29日)◇我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)◇6706yd(パー72)

大会連覇も現実味を帯びてきた。畑岡奈紗は第1ラウンドの残り8ホールと第2ラウンド18ホールの計26ホールをプレー。通算9アンダーとして暫定首位タイに浮上した。計36ホールで10バーディ、1ボギーと快調なゴルフを続けている。

この日は午前6時45分からのプレー再開に備えて、4時10分に起床した。「眠いですね」と笑ったが、第1ラウンドの残りで2つ、すぐに行われた第2ラウンドでも5バーディを奪取した。「先週に比べてコースは広いので、ティショットは思い切り打てている。外しちゃいけない方を意識してできた」と、危なげないマネジメントに胸を張った。

唯一悔やんだのは、36ホールでたった1つのボギーをたたいた第2ラウンド折り返しの18番。ピン上から1.5mのパーパットを「ラインは合っていたけど、少し強く入って切れずに抜けた」と反省した。「競ったとき、そういうパットが大事になってくる。もう少し決めたいと思う」と、週末までの修正課題とした。

2日間を一緒に回った世界ランキング6位のチョン・インジ(韓国)に見劣りしない堂々としたプレー。「去年よりも自信を持ってプレーできている」と、ラウンド中には時折、会話を楽しむ余裕もあった。話題にしたのは、インジのニックネームである“ダンボ”について。「すごくインジに合っている。私もニックネームをつけてもらえたらうれしい」と、ちょっぴり照れながらアピールした。

「きょうは(通算)10アンダーを目指してやっていたので、1打足りていない部分はある。でも、やっぱりメジャーというのもあるので、この2日間は良くできている方だと思う」と畑岡。50年の歴史を振り返っても、過去に大会を連覇したのは樋口久子ただ一人だ。(千葉県我孫子市/今岡涼太)

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