2017年 ゴルフ5レディス

ミラクルパー2発の鈴木愛 今季3勝目へ2打差を追う

2017/09/02 18:07
最終18番はティショットを曲げながらもパーセーブ。しぶとさが光った鈴木愛

◇国内女子◇ゴルフ5レディス 2日目(2日)◇ゴルフ5カントリーオークビレッヂ(千葉県)◇6373yd(パー72)

現在、日本勢最上位の賞金ランキング2位に付ける鈴木愛。大会2日目は4バーディ、1ボギーの「69」でプレーして通算3アンダーとし、首位と2打差の5位に付けた。スコアカードに最低限の傷しか残さなかったこの日のハイライトは、後半2つの“パー”だろう。

前半は「ショットの調子もよくて、1mのバーディパットを2、3回外した」とチャンスを量産しつつ、2つ伸ばして折り返した。だが、直後の10番で1Wショットを左に巻くと、球は池の境界を示す赤線内のラフへ。ほぼ真横のフェアウェイに戻して、3打目はピン下6m。これをねじ込み、力強く右拳を握りしめた。

最終18番も再び1Wを左に引っ掛けると、数バウンド目でフォアキャディに当たってラフに止まった。「もし当たっていなかったら池に入っていたと思う」と神妙な顔を見せた鈴木だが、ここも2打目でフェアウェイに戻し、最後は上から5mを沈めてパーセーブ。「うまくパーを獲れたし、その人のおかげです」と微笑んだ。

「後半はひどい内容だった」と頭を垂れたが、この2発以外は「すごく真っ直ぐ行っていた」と手応えも上々。あす最終日は、わずかに2打差の首位を追い掛ける。「あす晴れたら、アンダーは出さないといけないと思う。ピンを狙っていって、パットが決まればアンダーは出る。パットを調整したい」と、今季3勝目をロックオンした。(千葉県市原市/今岡涼太)

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