土日前売り券完売 宮里藍の“国内ラストゲーム”に報道も過熱
◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(8日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6538yd(パー72)
宮里藍が今季限りの引退を表明してから初めての出場試合となった「サントリーレディス」の大会広報は8日(木)、決勝ラウンドの土日前売り券(3500円)の販売を同日午後2時で打ち切ったことを発表した。前年大会(2690枚)の約2倍にあたる5200枚が完売。残りは当日券(4000円)として、会場で販売する。
平日前売り券(2500円)は開幕3日前の5日(月)午後10時、昨年から1300枚増の2300枚が売れた時点で販売をストップした。初日は前年比3490人増の6735人が来場した。午前10時の時点で4773人に達し、大会初日の記録(2011年の4540人)を抜いた。その多くが宮里組について歩いた。
会場入りした報道関係者は115人。フジテレビの中継担当者以外に、テレビ各局13番組のクルー、約45人のスチールカメラマンがその姿を追った。
日本女子プロゴルフ協会は混乱を避けるため、2014年にアマチュア優勝を果たした直後の勝みなみと宮里が同組でプレーした「ワールドレディスサロンパスカップ」以来3年ぶりに報道用の黄色い腕章を配布し、ロープ内での取材者を各社1人に制限した。国内ツアーでロープ内取材の人数を限定するのは、松山英樹、石川遼、アダム・スコット(オーストラリア)が参戦した昨年の男子メジャー「日本オープン」以来となった。
フジテレビは今大会で地上波、BS、CS放送のほか、YouTube Live、Twitter(Periscope)、Facebook公式「フジテレビGOLF」でインターネット配信を実施。宮里組に密着したこの日は、YouTube Liveでピーク時に1万2623人が同時視聴した。同局が昨年、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」で石川遼の組で同様の配信(大会初日)を行った際は、ピーク時で約2300人だった。