2017年 サントリーレディス

宮里藍は「ベートーベンの『英雄』」 世界的指揮者の佐渡裕さん

2017/06/07 16:29
宮里藍(右)はプロアマ戦で世界的指揮者の佐渡裕(中)さんとプレーした。左は宮里の父、優さん

◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 事前情報(7日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6538yd(パー72)

今季限りでの現役引退を発表した宮里藍は7日(水)、「サントリーレディス」開幕前のプロアマ戦に出場した。雨模様にもかかわらず、同じ組でプレーした世界的指揮者である佐渡裕さんは宮里を交響曲になぞらえて、別れを惜しんだ。

シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務めるなど、世界で活躍する佐渡さんは、ゴルフでもハンデ8という腕の持ち主。前日6日(火)にドイツ・ベルリンから帰国したばかりだったが、「宮里藍に会えるんや…!というワクワク感でいっぱいだった」と、初対面のスーパースターとのプレーを楽しんだ。

もともとは父でコーチの宮里優さんに強い思い入れがあり、沖縄の練習場に足を運んでレッスンを受けたこともあるという。「夢のような18ホールでした。(藍は)気分よくプレーさせてくれて、気が利いて…。ショットに入る瞬間は目がキリッとされる」と感激。

「音楽で例えると? うーん…話し出すとマニアックな話になるんですが…。ベートーベンの交響曲でいうと、3番『英雄』というところ。ブレない、ヒーローが持っている光りが輝く曲。勢いがあって思い切りもある」。19世紀初頭にベートーベンがナポレオンを賛辞した作品で、ヒロインを例えた。(兵庫県神戸市/桂川洋一)

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