2017年 中京テレビ・ブリヂストンレディス

上田桃子は打ち切れるのか?3季ぶりVへ課題はグリーン上

2017/05/20 18:30
パットで苦戦。上田桃子はグリーン上で何度も天を仰いだ

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 2日目(20日)◇中京GC石野コース(愛知)◇6401yd(パー72)

決まれば勝てる―。首位と1打差の通算9アンダー2位で最終日を迎える上田桃子は、ラウンド後にパッティンググリーンで入念にタッチを確認していた。この日のパット数30に「ヒットできていない。まったく入らなかった」とため息をついた

グリーン上で幾度となく天を仰いだ。ティショットを左に曲げてOBとしてダブルボギーを喫した6番を除き、ショットの状態は万全に近かった。16ホールでのパーオンは、前日より1回多い。チャンスにつけ続けたからこそ、5バーディを奪って「69」を出しても「この2日間は入らなすぎた」と悔やんだ。

前週「ほけんの窓口レディース」のラウンド後にTV画面からなじみのある声が聞こえた。自身のパッティングの映像に、同じ熊本県出身で解説を務めていた古閑美保の「打ち切れていないですね~」という指摘がかぶさった。

上田は「毎度、言われている気がする」と苦笑いだったが、課題と自覚している。「ラインの読みもあるし(グリーンが)正直よく分からない部分もある」と明かした。

「とにかく1mくらいはオーバーしても良いと思って、打ち切らないといけない。あとは決まれば勝てる」。打ち切る勇気を持てるか。3季ぶりのタイトルはその先にある。(愛知県豊田市/林洋平)

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