2017年 ほけんの窓口レディース

一大決心は実を結ぶ?ささきしょうこがクラブ一新で2勝目を射程に

2017/05/13 19:59
スイング&クラブ一新で自信を取り戻したささきしょうこ

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 2日目(13日)◇福岡CC和白コース(福岡)◇6308yd(パー72)

悪天候による順延で、この日、第1ラウンドの未消化7ホールを加えた25ホールを完走したささきしょうこが、それぞれ「70」、「71」でプレーして通算3アンダーは首位と4打差の3位。昨年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」に続くツアー2勝目を射程に捕らえた。

3時半に起床して長丁場に備えたというささき。「第2ラウンド後半はコントロールショットがブレ始め、体力、コンディションを崩してしまったけどなんとか粘れた」と、前半に奪った4つのバーディを貯金として上位に踏みとどまった。

今年3月末を以てマルマンから離れ、クラブ契約フリーとなった。同社とは小学校6年生の頃からモニターとして貸与を受け、プロテストに合格した2015年に契約を結んだ。だが、「大東建託-」以降は、優勝争いに絡めず、スイング、クラブ選びに迷走する日々を送っていたという。

恵まれた体格で飛距離には自信があったというが、ドライビングディスタンスは今季ここまで「234.73yd」で49位。「ショット精度を上げることを重点的に行ってきたけど、飛距離が落ちていくことにストレスを溜めてしまった」と、まずはスイング改造から着手した。見た目で分かる変更点を挙げるなら「フォロースルーを大きくした」ことだ。

「思い切って替えることに抵抗もあった。でもスイングを改造していくうちに、身についたスイングに合ったクラブが必要になった。自分が求めていることをマルマンさんは一緒に考えてくれたし、後押しもしてくれた」。離れた今でも、クラブ選びの相談にのってもらう関係は続いている。

現在、1Wはダンロップ スリクソン Z765、アイアンはゼクシオ フォージド アイアンを投入している。だが、まだ試行錯誤は終わったわけではない。「スイングのイメージとフィーリングがようやくあってきた。こんなに早く結果が出始めてうれしい。今できる全ての力を出し切りたい」。一大決心は実を結ぶか?(福岡市東区/糸井順子)

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