シニア最強女子が納得の6打差発進 「キザワ、頑張りました」
2017/04/28 19:54
◇国内女子◇サイバーエージェントレディス 初日(28日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇6501yd(パー72)
昨年から女子のシニアツアーに加わった鬼澤信子が、今季のレギュラーツアー自身初戦で上位を脅かすプレーを見せ、リーダーボードをにぎわした。朝一番のスタートだった47歳は、上り2ホールを連続ボギーとしながらイーブンパー「72」でホールアウト。結果的に23位まで順位を下げたものの、「上出来です。キザワ、頑張りました」と満足そうにうなずいた。
女子シニアツアー「レジェンズツアー」は2004年からスタート。45歳以上のLPGA正会員がツアーに登録でき、今季は5月から8月までの期間で全5試合(メジャー1試合)が組まれている。ツアーに賞金ランキングは存在せず、永久シード保持者やレギュラーツアー3勝以上の選手、レジェンズツアーQT通過者などが参戦可能だ。
鬼澤はシニアデビュー戦となった昨年7月のメジャー「LPGAレジェンズ選手権アイザック杯」でいきなり初優勝。その後も破竹の勢いでデビュー戦から3連勝を飾り、シーズン4戦のうち3試合を制すシニア最強プレーヤーに君臨した。
まもなくシーズン開幕を迎える今季も「(出場試合で)全勝したい気持ちはある」と鼻息荒い。その一方で、レギュラーツアーへのこだわりは今もある。とくに今週は、この4月から開催コースのグランフィールズCC所属になったこともあって、ホステス大会だ。「ミスを受け入れながら、あしたからも頑張ります」と、ベテランらしい意気込みで、さらなる上位浮上を狙っている。(静岡県三島市/塚田達也)