“黄金世代”そろうプロテスト 勝みなみの心中は?
2017/03/16 19:11
◇国内女子◇Tポイントレディス 事前情報(16日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6397yd(パー72)
3月1日に高校の卒業式を終えたアマチュアの勝みなみ(鹿児島高3年)が、自宅から車で40分ほどのコースが会場の地元大会で今季2試合目に臨む。開幕前日には18ホールの練習ラウンドをこなし、「今はリラックスして回れている。優勝を目指して頑張りたい」と笑顔を作った。
2014年「KKT杯バンテリンレディス」に続くツアー2勝目への期待が高まるが、今年は初めてのプロテストも控えている。勝は「日本女子オープン」ローアマチュア、「日本アマチュア選手権」優勝(ともに2015年)の資格により一次予選を免除。5月に始まる二次予選から加わり、7月の最終テスト合格を目指す。
大一番が迫る中でも、18歳は「気持ちに変化はない」と平静そのもの。「(失敗しても)QTがあるし、ラストチャンスということでもない。他のみんなも、そんな感じだと思います」と淡々と語り、「それよりも、目の前の1勝を目指したい」と改めてツアー優勝への意欲を口にした。
今年のプロテストは、勝をはじめツアーを賑わせてきた実力派アマがそろうとあり、周囲の関心は例年以上に高い。アマ史上初となる3試合連続トップ10を果たした新垣比菜(沖縄・興南高3年)、13年「ワールドレディス選手権 サロンパスカップ」でメジャー最年少予選通過(14歳77日)の松原由美(大阪学院高3年)、16年「ニッポンハムレディス」でツアー史上初のアマ完全優勝にあと一歩まで迫った小祝さくら(未来高3年)などがエントリー。熱いバトルは、間もなくスタートを切る。(鹿児島県姶良市/塚田達也)