2017年 ダイキンオーキッドレディス

「もやもやの1日」宮里藍は歓喜の指笛から後退

2017/03/03 19:00
伸ばす選手がいる中で後退した宮里藍。「指笛を聞けるように」とあきらめない

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(3日)◇琉球GC(沖縄県)◇6617yd(パー72)

6年ぶりに今大会に出場した宮里藍は1バーディ、3ボギー「74」でプレーし、通算4オーバー34位で予選通過を果たした。13位から後退したが、国内ツアー(日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」を除く)では、3年ぶりの決勝ラウンドとなる。

前半の18番(パー5)の3打目をピン50センチほどに止めると、沖縄らしく指笛が鳴り響いた。穏やかな陽気でスコアを伸ばす選手が多い中、親交のある柔道五輪3連覇の野村忠宏さんも応援に駆けつけたが、その後は失速。「ショットのタイミングが合わなくて、もやもやのたまる一日」と肩を落とした。

昨年の米国ツアー最終戦から、パッティングをクロスハンドに変更した。大会前には「変えたばかりだから決まらないと割り切る」と語っており、この日は「感覚は悪くない」としたものの、計33パット。9打差ある首位の背中は遠いが、「できるだけ上位にいきたいし、指笛をたくさん聞けるようにしたい」と意気込んだ。(沖縄県南城市/林洋平)

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