国内女子ツアー

登れぬ壁… サマンサガールズ堀奈津佳と山村彩恵の胸中は?

2016/12/18 20:18
今年も“サマンサガールズ”が集結。表舞台から遠ざかっている選手の胸中は?

サマンサタバサと契約を結ぶ香妻琴乃堀奈津佳山村彩恵が18日、東京都新宿区の百貨店「小田急ハルク」でトークイベントを行った。2012年2月の契約以降、イベントで3人がそろうのは4年連続。約100人のファンが集まった。

今年もスポットライトが当たる華やかな舞台に立った3人だが、ファイナルQT(最終予選会)44位で何とか来季出場権を確保した香妻を除くと、来季も決して楽観できる立場ではない。堀はセカンドQT(2次予選会)を通過できず、山村もサードQT(3次予選会)どまり。2人は2016年に続き、来季も下部ツアーを転々とするシーズンを強いられる。

堀は、ツアー参戦3年目の2013年にツアー2勝を挙げて大ブレーク。しかし、ショットの不振に陥った15年にシードを喪失すると、16年は出場8試合すべてで予選落ちに終わり、獲得賞金“0円”という屈辱を味わった。それだけに、今も変わらず応援してくれるファンは何よりもありがたい存在。「本当に感謝の気持ちでいっぱい。今年もここに立てているのはたくさんの方のお陰だし、大切にしたい」と話し、「なかなか成績を出せていないけれど、オフシーズンはしっかり目標を立てて頑張っていきたい」と気持ちを新たにしていた。

山村も、期待の若手として2012年から2年間レギュラーツアーを戦いながら、14年からは下部ツアーを主戦場にするシーズンが続く。「結果が出ていないのに応援してくれることを忘れてはいけないし、とてもありがたいこと。頑張らないといけない気持ちになれるし、残り(のチャンス)はないくらいの気持ちでいきたい」と自らを鼓舞していた。(編集部・塚田達也)