2016年 富士通レディース

賞金37位の表純子が正念場 連続出場ストップの危機

2016/10/13 16:50
ツアー記録を更新中の連続出場は今週で206試合目。表純子が記録継続への正念場を迎える

◇国内女子◇富士通レディース 事前情報(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6635yd(パー72)

2011年3月の「ダイキンオーキッドレディス」から連続試合出場のツアー記録を更新中(※)の表純子が、206試合目となる今週に記録継続の正念場を迎える。3週後の「TOTOジャパンクラシック」(11月4日~)の出場資格は、今週終了時点の賞金ランク上位35人。表は今週を前に同37位と圏外におり、このままだと「209試合目」に出場できない。

35位の飯島茜とは約146万円差。ほかの選手の成績次第という要素はあるが、少なくとも11位以上に入らなければ、連続出場は最多でも2週間後の「樋口久子 三菱電機レディス」までの208試合で途切れることになる。

開幕前日はプロアマラウンドをプレーし、最後の調整を終えた。「ここまで来たら(TOTOも)行きたいですね」と、やはり記録への意識は小さくない。休みなく出場を続けてきたこの5年半の中で「たぶん、なかった」という最大のピンチだが、今季の懸案となっているパッティングは、今週も「あまり入っていない」と不安を解消しきれないまま開幕を迎えるという。

「ダメならダメでしょうがない、と思う部分もある。じゃないと、一生休めないような気もするので。でも、続けていきたいですね」

たとえ今週でTOTO出場圏内に入れなかったとしても、欠場者が出た場合に権利の繰り下がりで出場できる可能性はある。ただ、現時点でその情報はない。「今週で決めたい?そうですね。がんばります」と、まずは自分にできることに集中している。

例年に比べて苦しんでいる今季の表だが、5月の「リゾートトラストレディス」で1勝を挙げており、11月の最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」の出場権はすでに獲得している。この関門を突破すれば、記録はさらに長く続く可能性がある。(千葉市緑区/塚田達也)

※表純子の連続試合出場

2015年6月「アース・モンダミンカップ」で連続出場を155試合とし、北田瑠衣が保持していた154試合を抜いてツアー記録を更新。今年9月「ゴルフ5レディス」で節目の200試合連続を達成した。なお、出場資格がある試合に限定した連続記録では、今堀りつの482試合(82年~95年)がある。

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