2016年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

トップ10の目標散った 「骨折」の工藤遥加、スタート前の棄権に涙

2016/09/11 18:22
最終日のスタート前に無念の棄権となった工藤遥加(※撮影は大会3日目)

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(11日)◇登別カントリー倶楽部(北海道)◇6750yd(パー72)

最終日のスタート前、通算5オーバーの13位タイにつけていた工藤遥加が「右肋骨不全骨折」のために棄権した。予選会を突破して、上位を狙える位置につけていたが、無念さで目に涙を溜めた。

3日目から「前兆はあった」という工藤。強い風の吹いたコンディションでラフからのショットを多く打ち、「力ではなく、テクニックで打ったつもりだったけど、肋骨に負担が掛かっていたかもしれない」と振り返った。

「これではラフに入ったら1ホールも持たないし、同伴の人にも迷惑を掛ける。見ているギャラリーも楽しくないと思う。来週はステップの中でも一番大きい試合があるし、QTもあるので長引かせるのも嫌。初めてメジャーでトップ10に入れるかもと思っていただけに、正直とても悲しいです」と、こぼれそうになる涙を必死に堪えていた。(北海道登別市/今岡涼太)

2016年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯