双子の姉・池内絵梨藻がステップアップで初優勝
2016/06/03 18:58
富山県の八尾カントリークラブで開催された国内女子下部のステップアップツアー「日医工女子オープン」最終日、2位から出た池内絵梨藻が3バーディ2ボギーの「71」で通算4アンダーとし、逆転でプロツアー初優勝を飾った。初日から首位を守っていた種子田香夏は通算3アンダーで野澤真央とともに2位タイに終わった。
2打差を追った池内は、1、2番の連続バーディで早々に逆転し、最終ラウンドの主導権を握った。1打差の首位で迎えた最終18番(パー5)でパーオンに失敗し4打目のアプローチも2mを残すピンチ。「ライン読むまでは心臓がバクバクした。まっすぐ、しっかり、強めに打ちました」とパーパットを沈め、ビッグスマイルを作った。
2010年に双子の妹・真梨藻とともにプロテストに合格し、新聞にも取り上げられる話題を作ってから丸6年。「212ストローク、すごいでしょ! 初優勝のスコア、私の誕生日(笑)」。何人もの後輩が駆け抜けていくのを見ながら、2月12日に30歳となっていた。
この日の18番グリーン脇では、駆けつけた母トモコさんも見守っていた。「育ててくれて、しかもゴルフまでさせてもらって、今日は優勝するところを見せることができて本当にうれしいです」。
支えてくれる家族への感謝を心に刻み、出場権を獲得したレギュラーツアー4試合に挑む。