2016年 スタジオアリス女子オープン

遅刻で福田裕子が失格 国内女子ツアー初の珍事

2016/04/08 13:05
スタート時間に間に合わず、失格処分となった福田裕子(※画像は2013年日医工女子オープン)

8日に兵庫県の花屋敷GCよかわコースで開幕した国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」で、ツアー11年目の福田裕子(34)が午前7時48分のスタート時間に間に合わず、ゴルフ規則『6-3 a』により失格処分を受ける珍事があった。

福田は遅刻の経緯について詳細な説明を避けたが、「理由はともあれ、遅刻以外の何ものでもありません。スポンサーや協会にご迷惑をかけて申し訳ないです」と神妙な表情。日本女子プロゴルフ協会によれば、記録が残る1990年以降、遅刻による失格は初めてという。

規定では、5分以内までの遅刻ならば最初のホールに2罰打が科された上でスタートできる。福田はスタート5分前の時点で、渋滞に巻き込まれた高速道路の車中におり、コースに到着したのは午前8時過ぎ。そのまま1番ティに足を運び、大会関係者への謝罪に回った。

国内男子ツアーでは、前粟蔵俊太が2011年「サン・クロレラ クラシック」2日目に寝坊のためスタート時間に遅れ、失格になった例がある。(兵庫県三木市/塚田達也)

■ 6-3 a スタート時間(抜粋)

プレーヤーは、委員会が決めた時間にスタートしなければならない。プレーヤーが自分のスタート時間後5分以内にプレーできる状態でスタート地点に到着したとき、時間通りにスタートしなかったことに対する罰は、マッチプレーでは最初のホールの負け、ストロークプレーでは最初のホールで2打とする。それ以外の場合、この規則の違反の罰は競技失格となる。

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