2016年 Tポイントレディス

勝みなみは2年越しの“凱旋試合” バス2台の応援団も

2016/03/17 17:20
今週はホームコースの鹿児島高牧CCが舞台となる勝みなみ

国内女子ツアー第3戦「Tポイントレディス」が18日、鹿児島県の鹿児島高牧CCで開幕する。開幕前日の17日、鹿児島が地元のアマチュア勝みなみ(17=鹿児島高2年)が9ホールの練習ラウンドを行った。

今季のプロツアー初参戦となった前週の「PRGRレディス」を50位で終え、今週、自宅のある鹿児島に戻ってきた。「隅から隅まで熟知している」と胸を張るとおり、鹿児島高牧CCはオフや、試合の合間を縫って、年間50ラウンドをこなすホームコース。直近では、2014年11月に同コースで行われた「南日本女子ゴルフ選手権」で優勝し、地の利を見せつけた。

昨年12月から、同コースのクラブハウス内の一室をトレーニングルームとして使用している。「(鹿児島高牧CCの三角皓三郎)理事長さんからご厚意をいただいて。『どんな練習器具がほしい』と聞かれ(所属する)ナショナルチームのコーチに相談して練習器具を選んだ」という。オフには下半身と体幹強化に努めた(残念ながら今週は大会関係者控室として使用されている)。

車で40~50分の自宅から通えていることは体力的、精神的にも大きな癒やしとなっている。「気持ちがすごく楽。床で寝転がれるって最高」と笑顔を弾けさせた。高校の同級生や先輩、友人、知人と、週末には祖父の市来龍作さんが社長を務める「あづま交通」が、中型バス2台を送迎車として準備して、応援団一行が会場に押し寄せる予定だ。

2012年にレギュラーツアーに初出場した思い入れの強い大会でもある。「これまで試合を重ねて勉強した分もたくさんある。いまは最初の頃とは全然違うゴルフをしている。どこが?って聞かれると難しいけど。1つでも順位を上げて、頑張っている姿を見せられればいい」。自然と言葉に力を込めた。(鹿児島県姶良市/糸井順子)

2016年 Tポイントレディス