長距離移動に悪天候…おつかれイ・ボミは6位終戦
2016/03/06 16:42
国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の最終日。5打差を追って出た昨季の賞金女王イ・ボミ(韓国)は「71」でプレーし、通算2アンダーの6位で終えた。前週米ツアーに出場したタイからの長距離移動に加えて、悪天候に疲労が蓄積し、ホールアウト後は「疲れた」と何度も繰り返した。
前半は3、5、7番とバーディを量産した。大会を通して感覚が合わないと不安視していたパットも「前半はいい感じだった」と決まった。一時は首位と1打差に迫ったが、勝負どころと踏んだ後半に反撃の体力は残っていなかった。14番でこの日初めてのボギーを叩いて「ガクッときてしまった」と、16番もボギーを喫し逆転優勝は夢に終わった。
前週は「ホンダ LPGAタイランド」に出場。今季は五輪代表入りを目指し、世界ランクポイントの高い米ツアーにもチャレンジしている。しかし、沖縄までの長距離転戦で疲れがたまった上、今年から4日間となった今大会は初日を除くと天候が荒れた。
2日目には秒速最大9.4mの風が吹き荒れ、決勝ラウンド2日間は、雨が音を立てて降りしきる時間もあれば、ピタッと降り止む瞬間もあった。気まぐれに変わる沖縄の天候に体力を奪われ「少しきつい。湿気もあって、身体も少し熱い感じ」と話した。
「あした、あさっては休みたいです」。昨年7勝を挙げた女王は疲れた表情を隠さず、会場を後にした。(沖縄県南城市/林洋平)