目指せ5000万円！西山ゆかりが“予算必達”へ首位浮上

国内女子ツアー今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」2日目。6位から出た西山ゆかりが3バーディ2ボギー「71」でプレーし、通算4アンダーの首位タイに浮上した。リーダーボードトップに名前を載せるのは、ツアー初優勝を挙げた昨年8月の「meijiカップ」以来だ。

このオフには、1月下旬から恒例のハワイ合宿を行い、1カ月ほど練習漬けの日々を過ごした。師事する芹沢信雄とともにスイングの修正にも取り組んだが、この合宿で最も手ごたえをつかんだのはアプローチだ。「これまでは一辺倒の打ち方しかできなかったけど、アプローチのバリエーションをイメージできるようになった」という。

とくに重点的に取り組んだのは、クラブのフェースをカット気味に入れ、ボールを上げて寄せるアプローチ。前半4番（パー5）では残り30ydの3打目で実践し、ピン手前1.5mにつけて最初のバーディとした。

家族を前に「4000万円を稼ぐ」と誓いを立てた2015年シーズンは、ツアー初優勝を果たしたものの、年間トータルが38,773,382円で120万円ほど未達だった。新たなシーズンを前に家族に掲げた“目標予算”は、「去年よりちょっと多めで、5000万円と言った気がします」と1000万円のアップだ。

今年から4日間大会となった開幕戦は、賞金もアップし、優勝賞金2160万円（賞金総額1億2000万円）の高額大会となった。予算必達へ弾みをつけるには格好の舞台となりそうだ。（沖縄県南城市／塚田達也）