原江里菜、優勝記念に250万円ワイン 味は「滑らかな順目」!?
今年8月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で7年ぶりのツアー優勝を飾った原江里菜が、今季2勝目へ向けて好スタートを切った。「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズGC)初日、6バーディ、1ボギーの「67」で回って単独首位に立った。
「先週休んだけど、リフレッシュよりも練習重視でスイング調整ができた。今週は練習ラウンドではパターがあまり良くなかったけど、左脇を甘くすることでストロークが良くなった。それが良いパットにつながった」
インスタートのこの日、3アンダーで迎えた6番で8mのバーディパットを沈めると、最終9番では2段グリーンの下から15mを流し込んでバーディフィニッシュ。混戦から一歩抜けだし、笑顔を見せた。
休みに入る直前、「スタンレーレディス」が終わった日曜日に、原にとっては一生に1度かもしれないという経験をしたという。時価250万円という高級ワイン、1986年産のロマネコンティを味わったのだ。
もともと、森守洋コーチに師事する姉弟子・たにひろえが所有していたワインだったが、開ける機会がないというたにのぼやきに「じゃあ優勝したら開けましょう!」と提案したのが、「大東建託-」の3週前。OKが出ると、本当に優勝した。
「安いワインだと、舌で味わったときに逆目の感じがする。でも、これはすごく滑らかな順目。渋さがゼロだった」とゴルフっぽくたとえた原。その味は、残念ながら飲んだ人にしか分からないものだろう。
「7年ぶりの優勝の後は、トレーニングとかやるべきことができなかった。先月は仕切り直しの気持ちでやってきた。優勝に浸らず、もう1勝するつもりでやっています」。お祝いにワインやシャンパンをもらうことが多く、近々ワインセラーの購入を検討しているという。(兵庫県三木市/今岡涼太)