2015年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子

痛かった3連続ボギー 宮里藍はラフ警戒でミス連発

2015/09/25 17:29
序盤はことごとくパーパットがカップを逸れ、手痛いボギーが続いた宮里藍

宮城県の利府GCで開幕した「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日、宮里藍が1バーディ6ボギーの「77」を叩き、首位と10打差の5オーバーで82位と大きく出遅れた。

東北高の後輩・原江里菜、ディフェンディングチャンピオンの酒井美紀との同組で、雨がぱらつく天候にも関わらず、スタートホールから多くのギャラリーが取り囲んだ。だが、一番の歓声が沸いたのはティオフ時で、その後はため息が続いた。

ティショットはフェアウェイを捕らえられず、左ラフから放った第2打はグリーンを大きくショート。ラフからのアプローチも寄せられず1番ホールからボギー発進だった。3番ではフェアウェイからの2打目がグリーンをオーバーして3オン2パット。4番(パー3)、5番はパーオンこそしたものの、長い距離のバーディパットをいずれも2mショートさせて3パットする手痛い3連続ボギーを喫した。

「ショートゲームの感覚がつかめないまま終わってしまった」。グリーン周りの逆目のラフを警戒しすぎてアプローチで突っ込めず、パッティングではストロークのテンポを意識しすぎてインパクトの安定性を欠き、ホールアウト後は反省点が次々と口をついた。開幕前に課題として挙げていたメンタル面への言及はなく、噛みあわなかったプレー内容の洗い出しが先決といった状況だ。

この日唯一のバーディは10番。ティショットを引っかけて大きく左に曲げたが、ボールは木に当たりフェアウェイセンターへ。第2打をピンそば30cmにつけて、数少なかったラッキーをチャンスに変えた。前半は5ボギーの「41」だったが、後半は何とか踏みとどまってイーブンパー。努めて冷静に、「うまく(悪い)流れを断ち切ることができた」と2日目へと頭を切り替えていた。(宮城県利府町/糸井順子)

2015年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子