酒井美紀の勝負“柄” メジャー初Vへ注目は足元?
2015/09/12 19:10
国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」3日目。首位と2打差の2位から出た酒井美紀が2バーディ、2ボギー「72」とパープレーで粘り、順位は3位と1つ下げたものの2打差をキープ。メジャー初タイトルへの望みをつなぎ、最終日は最終組の1つ前から首位の背中を追う。
他の選手と比べて距離のハンデを負う酒井にとって、国内女子ツアー最長をうたう6735ydは「相性が悪いコース」。最終組には上田桃子、テレサ・ルー(台湾)、イ・ボミ(韓国)と屈強な布陣がそろい「たぶん、明日はこの人が勝つんだろうなあ…と他人ごとに感じる」と苦笑いだ。そのリストに自分の名前は載っていない。
今年は“勝負服”にも恵まれていないという。昨年は「着るとテンションが上がる」というボーダー柄のウェアを勝負どころで好んで着用した。ツアー初優勝を遂げた6月「アース・モンダミンカップ」、2勝目を挙げた9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」最終日は、いずれも白地に黒のボーダー柄が入ったウェアでカップを掲げていた。
しかし、契約するウェアメーカー『シナコバ』の今年度のラインナップに、ボーダー柄のウェアが存在しないのだという。「お願いはしている」ものの間に合わず、今季の着用はゼロ。代わりにボーダー柄のソックスを履いたこともあるというが、まだ今季1勝目へは結びついていない。
「明日は履くかもしれませんが…ウェアと合わせて考えます」と酒井。メジャー初タイトルをかけた最終日、まずはその足元に注目だ。(長崎県長崎市/塚田達也)