突然の胃痛…「棄権だけはしたくない」吉田弓美子が意地の完走
2015/05/30 19:08
前週優勝を飾った吉田弓美子が、国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」2日目に5バーディ、2ダブルボギーの「71」で回って通算5アンダーの14位タイ。前半途中から急に襲ってきた胃痛を乗り越えて、意地の完走を果たした。
強い日差しが照りつけて30度まで気温が上がった正午ごろ、最終組の3組前で回った吉田は、ハーフターンでクラブハウスに戻るとすぐにロッカーへと消えていった。
「7番(パー5)の2打目を打つ前くらいから、急に胃が痛くなってきた。だんだん痛くなってきて、9番は覚えていない――」。
前日の21.5度から気温は9度も上昇し、熱中症の心配もされた。吉田にとっても「ギュッと締めつけられるような痛さで、初めての症状だったのでびっくりした」という状況だったが、看護師の指導で薬を飲み、氷で体を冷やして、吉田はプレーを継続した。
「先週、優勝したっていうのもあるし、最後まで2週連続をあきらめたくないというのもあった」
後半、胃の痛みは消えたという吉田は「疲れとか、気温の変化に対応しきれなかったのかなと思う。自己管理ができていなかった」と反省の言葉で締めくくった。(山梨県上野原市/今岡涼太)