森田理香子は猛追2位フィニッシュ「開幕戦なのにできすぎ」
2015/03/08 17:46
国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」最終日、首位と4打差4位タイから出た森田理香子が8バーディ2ボギーの「66」の猛チャージで、好相性の開幕戦を2年連続の2位でフィニッシュした。
この日の森田は序盤からのスタートダッシュで、リーダーボードを駆け上がった。立ち上がりの1番では、残り117ydの第2打をピンそば約80cmにピタリと寄せてバーディとし、グリーンを取り巻く多くのギャラリーを沸かせた。続く2番もOKバーディと、鋭くピンをさすショットでスコアを重ねた。
あえてピンチを挙げるなら、4番(パー5)と5番くらい。いずれもバンカーにつかまったが、そこからピンに寄せ、「油断できない」という高麗グリーンでパットをしっかり沈めてパーで切り抜けた。
上位に迫る勢いを自覚しながらリーダーボードを確認。「欲を出すとダメだから」と“今できる自分のベスト”を尽くすことに集中してプレーした。後半は2つのボギーを叩いたが、上がり2ホールを含む4つのバーディを決めてホールアウトし、前日の宣言どおり「最後まであきらめない」プレーを貫いた。
開幕前から見えない不安をたびたび口にしていたが、終わってみれば単独2位フィニッシュ。「良すぎだなあと思う。開幕戦なのにできすぎている」。シーズン初戦から、オフに取り組んだ成果を実感できるラウンドとなった。(沖縄県南城市/糸井順子)