報道陣841人の氏名入り顔写真が流出、女子ゴルフ協会不正アクセスで調査結果
2015/02/25 18:04
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のサーバーが不正アクセスを受けた問題で、LPGAは25日(水)、外部流出した約2万点のデータのうち、3721点が取材パス作成用の報道関係者の顔写真だったとする調査結果を発表した。海外から不正アクセスされたとみられるが、発信元は特定できなかったという。
LPGAによると、不正アクセスがあったのは昨年12月5日~15日で、計2万704点のファイルが流出した。約1万6000点は視察や試合会場の設営物の写真、著作権フリーの画像素材だった。
98媒体、841人の報道関係者について、氏名の入った顔写真データ計1521点のほか、氏名の記載がない顔写真2200点が流出した。
大会関係者、イベント参加者の氏名が入った顔写真なども84点が流出した。一部の選手の写真も被害に遭ったが、LPGAのホームページの選手紹介に載っているのと同じ物だったという。
1月14日に流出が発覚し、LPGAは「調査委員会」(委員長・鈴木美重子副会長)を設置して、経緯を調べていた。
LPGAは「情報セキュリティは重要課題として取り組んできたが、今回の不正アクセスにより一部の情報が漏洩したことは誠に遺憾。さらなる運用の見直しと対策強化を進めて再発防止に努め、ファンや関係者の信頼を回復すべく取り組む」としている。