ボディケアの秘訣は朝風呂 北田瑠衣はツルツルお肌で2位発進
国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」の初日、6バーディ、1ボギーの「67」でラウンドした北田瑠衣が、首位と2打差の5アンダー2位タイにつけた。
5月「ほけんの窓口レディース」2日目に体調不良で途中棄権した翌週から、4試合連続で予選落ちを喫するなど不振が続いた。「もうね、夏ごろは何年かぶりにシード権がヤバイと思って、悩んじゃうこともあったんです」。一時は2005年以来のシード喪失も頭をよぎったという。
しかし、9月以降はトップ5入りを2回果たすなど、シーズン終盤に賞金を稼ぎ、現時点では賞金ランキング39位。シード維持を確実なものにした。「やっぱり、シードが獲れる安心感は大きいですね。その余裕で今日のスコアが生まれたのかな」と明かす。
そんな北田に最近、3年前に発症した左手小指付け根部の腱鞘炎が再発するアクシデントが襲った。「痛くてクラブを握るのも辛いときがあるんです。だから、先週も練習をしたのは試合の朝だけだし、今週も練習場に行ったのは今日のスタート前が初めてなんです」。
腱鞘炎のケアとして、ホテルに帰ったら入念にマッサージを行い、朝起きたら風呂に浸かって十分に体と患部を温めてからコースに出向いている。「今週は月曜日だけ温泉に行きましたが、この近くにないので、ホテルのお風呂に入っています。手首だけじゃなくて、全身ポカポカで、お肌もツルツルよ(笑)」。
ラウンドを終えて暖房の効いたクラブハウスに戻り、頬を紅潮させながら笑顔で話す北田は、まるでお風呂あがりのような雰囲気を漂わせる。
今季は未勝利が続き、来週の最終戦(賞金ランク25位以上)に出場するには、この大会で優勝するしかない。「一応、上を狙ってやってはいますが、優勝はちょっと・・・なので。今週が最終戦ということで、悔いのないように残り3日間ラウンドします」。朝の気温は6度程度と寒い香川の地で、明日以降もポカポカボディでティグラウンドに立つ。(香川県三豊市/本橋英治)