勝みなみ、横峯さくらがギリギリ予選突破 初の同組対決へ
2014/10/24 18:52
3週前の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で1打及ばず予選落ちを喫したアマチュアの勝みなみが、「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の2日目にスコアを1つ伸ばして通算イーブンパーの49位。今回は50位タイまでのカットラインぎりぎりで予選通過を果たした。
4バーディ、3ボギー「71」のラウンドを終えた時点では50位。「18番でパーセーブできたから、通ったかと思ったけれど、微妙な感じですね」と、うつむき加減でクラブハウスに戻った勝。「プロの試合は自分にないところを勉強する場だと思っているので。正直、予選通過が全てだとは思っていません」と気丈に振る舞っていたが、夕暮れ時に通過が確定すると「まじですか!?むっちゃうれしい」と、いつもの無邪気な笑顔を取り戻した。
勝と同じように、薄氷を踏む思いで決勝ラウンドに進んだのが、ディフェンディングチャンピオンの横峯さくらだった。初日に出遅れ3オーバー84位から出ると、前半はチャンスをものにできずパーを積み重ねた。後半に入り12番で30cm、14番で50cmなどショットをピンに絡めて3つのバーディを奪い「69」をマークした。
「いやー、緊張しました。前半に6回はチャンスがあったけれど、先週とは違い、グリーンのスピードが合わなくて、久しぶりに緊張したラウンドでした」。冷静な横峯には珍しく、焦る気持ちを抑えながらのラウンドとなった。
28歳の横峯と16歳の勝、2人は同じ鹿児島県出身。大会3日目は“裏街道”、10番スタートの最終組で初めて一緒にラウンドすることになった。(兵庫県三木市/本橋英治)