森田遥、米女子ツアーQT受験決意の心境を吐露
2014/09/04 17:12
来季米女子ツアー出場資格を賭けたクオリファイングトーナメント(QT)の第2ステージ(30日~、米フロリダ州)にエントリーしている高校3年生のアマチュア森田遥が、5日(金)開幕の国内女子「ゴルフ5レディス」に出場する。大会前日の4日、米女子挑戦を決めた理由を、自らの口で語った。
「アメリカでプレーするのが夢だった」と、自分がチャレンジできるひとつの進路として受験を決意したという。「本格的に決めたのは女子アマが終わった頃。悩むことはなかった」と迷いなく踏み切った。
学校に行けば、同級生が進学や就職へ向けて追い込みをかけている高校3年生。国内女子プロゴルファーへは、プロテスト受験資格が与えられるのが来年(開催年度4月1日時点で満18歳以上)のため、卒業までに“内定”を得ようとすると、女子ツアーで優勝してプロ転向を宣言するなど道が限られている。「とりあえずチャレンジしたい気持ちが強かった。(どちらを主戦場とするかは)結果次第」と、現時点での状況を語った。
プロアマトーナメントが行われたこの日、夕方に会場入り。日没前にコースチェックを歩いて済ませた。8月頭から約2週間のスケジュールで、第2QTが開催されるフロリダ州に出向き、QT会場のプランテーションG&CCの下見も兼ねた練習ラウンドを敢行。帰国直後の20日頃から、首側面のリンパ腺の炎症により、休養を余儀なくされた。原因は疲れによる凝り、風邪の症状が炎症を誘因したと言う。
クラブを握ることなく迎えた今週、実際にボールを打ったのは昨日で150球程度。ほぼ練習せずに会場入りし「不安しかない」とうつむきかけたが、「これもいい経験」。未来へとつながる可能性を信じて、しっかりと前を見据えた。(岐阜県瑞浪市/糸井順子)