2014年 meijiカップ

地元の声援を力に 藤田光里「プレッシャーというか楽しみ」

2014/08/07 15:10
地元で初優勝へ プロテスト合格から1年、めきめきとその実力を備えてきた藤田光里

国内女子ツアー「meijiカップ」が、8日(金)に北海道の札幌国際CC島松コースで開幕する。前日の7日(木)、地元北海道・札幌市出身の藤田光里がプロアマトーナメントに出場し、18ホールをラウンドして最終調整を行った。足を運ぶ先々で「頑張って!」と声援を受ける人気ぶりで、「プレッシャーというか、良い意味で楽しみ」と故郷でのエールを力に変えている。

昨年のプロテストに6位で合格。今季の出場権をかけたクオリファイングトーナメント(QT)でトップ通過を果たすと、年末の新人戦を制するなど確実に力をつけてきた。今季もすでに4度のトップ10フィニッシュ。たびたび優勝争いに顔をのぞかせ、8月7日現在の賞金ランクは19位と上々の成績だ。

ツアールーキーとして参戦してきた藤田だが、前週に行われたプロテストで26人の新人プロが誕生し、“後輩”ができたことになる。「プロテストから1年、あまり実感が沸かない。それでもいいポジション(19位)でここに戻って来られて良かった。堂々と(地元で)プレー出来る」と、成績という目に見える形で先輩プロとしての確実な成長を示している。

今週は今年2月以来帰っていなかった自宅に戻り、大会が行われるコースへは自宅から“通勤”する。地元メディアや多くのファンの視線が、自分に集中するのも分かっている。「ギャラリーの雰囲気も違うし、(地元開催とあって)精神的に普段とは違う気持ちになる」と、いつもと違うペースにやや困惑も見せるが、そこは地の利と大きな声援がある。連戦で積み上げてきたものを、多くの地元ファンの前で披露する時が来た。(北海道北広島市/糸井順子)

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