2014年 KKT杯バンテリンレディスオープン

有村智恵が“今シーズン初”の予選通過

2014/04/19 18:52
ホステスプロとしての地元開催の試合に臨み、今季初の予選通過を果たした

米ツアーを主戦場とする有村智恵が、ホステスプロとして出場している国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」の2日目に、2バーディ、1ボギーとスコアを1つ伸ばして通算2アンダーの13位タイに浮上した。

昨年はカットラインに3打足りずに予選落ちとなった悔しさを晴らす予選通過に、ホールアウト後は「やったー!」と素直に喜びを全身で表現した。主戦場とする米ツアーでも今季は出場した全3試合で予選を通過できず苦戦していただけに、地元で最終日まで戦えることに嬉しさを隠せなかった。

米ツアー「ホンダLPGAタイランド」では4日間戦い55位タイとなったが、この大会は予選カットがなかったため、日米ツアーを含めて今大会が今季初の予選通過となった。

ラウンド後の囲み会見では「後半はショットの感触と、パッティングの感触が少しかみ合わなかった。パー5でしっかりバーディを獲れなかったのが今日の反省点」と振り返る一方で、「でも、かみ合ったらビッグスコアが出せると思う」と、最終日に向けた好感触もほのめかせた。

13番パー3での唯一のボギーにも「ミスが続いたわけではないので、次のホールに上手く切り替えて繋げられた」と、不安は浮かばない。

「自分のテーマをしっかりできればと思っているので、その辺は納得しています」。現在は、無駄なボギーを減らすというテーマを掲げて試合に挑んでいるといい、実際、ここまで2ラウンドでボギーは1つしか記録していない。

地元で多くの声援を受け、楽しみながらラウンドを続けている。最終日も納得の表情で、1つでも上の順位をめざし、今後の米ツアーに弾みをつけたい。(熊本県菊陽町/本橋英治)

2014年 KKT杯バンテリンレディスオープン