森田遥、大会初のアマチュアでの予選突破
2014/03/15 19:49
08年から行われて今年で7回目(11年大会は震災のため不成立)となる「ヨコハマタイヤPRGRレディス」は、過去29人のアマチュアが戦いを挑んできた。だが、今年の森田遥(高松中央高2年)が初めての予選通過。それだけではない。通算1アンダーの8位タイと、優勝争いに絡んで日曜日の朝を迎える。
2日目は3バーディ1ボギーの「70」。だが、「もうちょっといけたと思う」と悔しがる。「ほとんどがパットですけど、決めどころで入らないところが何カ所かあって、そこが一番痛かったです」。
身長164センチで体重は51キロ。13年度のナショナルチームメンバーに名を連ね、昨年の「日本女子アマ」を制している。ドライバーの飛距離はプロたちに引けを取らず、「30歳で世界チャンピオンになりたい」との野望を抱く。
中国人の両親を持つが、日本で生まれ育った生粋の「さぬきっ子」。その才能と国際性は独特の存在感を放っている。「目標とするプレーヤーはタイガー・ウッズです。あ、プレーヤーとしてですね。私生活は…(苦笑)」。人として尊敬するのは宮里藍と言い添えた。「キラキラしているし、みんなから愛されている。自分もそういう風になれたらいい」。
国内ツアーでのアマチュア優勝は清元登子(73年)、宮里藍(03年)、キム・ヒョージュ(12年)の3人だけ。「(優勝は)そんな簡単じゃないんで、コツコツ頑張ります」。明日優勝すれば、ヒョージュ(16歳332日)に次ぐ歴代2位の最年少優勝記録(17歳240日)も打ち立てることになる。(高知県香南市/今岡涼太)