2014年 ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ

開幕戦2位の森田理香子「静かにやりたい」

2014/03/13 14:39
開幕戦を2位で終えた森田理香子。順調なシーズンインに表情は明るい

14日(金)から高知・土佐CCで開幕する国内女子ツアー第2戦「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」の大会前日に行われたプロアマ戦は、前夜から強まった風雨の影響で9ホールへと短縮された。「大変でした。傘が“おしゃれ傘”みたいになっちゃいました(笑)」と、森田理香子は風を受けてすずらんの花のように萎んだ傘を思い出して笑顔をこぼした。

昨年の賞金女王は、連覇のかかった開幕戦で2打差の2位タイ。「凄く良い滑り出しでした。優勝はできなかったけど、良いショットも良いパットもたくさんあった」と、今シーズンも幸先良い幕開け。「明日からが楽しみです」とショートヘアーを爽やかになびかせた。

コースは6,232ヤードと短いが、アップダウンがあり、グリーンはアンジュレーションのある砲台仕様。太平洋からの風が吹き抜けるホールもあり、「距離感が大事になる。(ピンと)同じ面に載せられないと難しいパットが残ってしまう」と、飛距離よりも技が求められる大会だ。

ポイントにあげたのはマネジメントと精神面。「コーライと違って変な曲がり方をするところが多いので、それはグリーンのせいにするんじゃないけど、あまり自分を追い込まないように静かにやりたいですね」と、冷静さを強調した。

テレビ東京系列で放送される今大会は、第1回から岡本綾子が解説を務めている。今週水曜日、師匠と共に練習ラウンドを行った森田は、「スイングは大丈夫と言われました」と胸を張った。「常に近くにいて貰えるし、不安なことはすぐ聞ける。あとはテレビを通して下手なことはできないので…」と、優勝争いとは別の緊迫感の中で今季2戦目へと臨む。(高知県香南市/今岡涼太)

2014年 ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ