有村智恵、トークショーで“心の充電”
今季米ツアーを主戦場に戦って来た有村智恵が8日(日)、契約する西川産業株式会社のイベントとして日本橋西川でのトークショーに出演。集まったファンたちとの交流を楽しんだ。
米ツアー転戦中は、同社の「エアーポータブル」を持参し、自宅のベッドでは「エアーSIマットレス」を愛用する有村は、移動の多い米ツアーでの体調管理の難しさを実感し、同製品の効果を痛感しているという。
米ツアーフル参戦初年度となった今年は、20試合に参戦しベストフィニッシュは「ショップライトLPGAクラシック」での5位タイと、決して満足のいく成績は残せなかった。シーズン中は「誰も応援してくれないんじゃないか」という不安に駆られたこともあったというが、帰国後にファンやスポンサーに囲まれ、改めて周囲の変わらないサポートに触れて、強ばった心もほぐされた。「癒やされたり、ほっとしたりしています」と、つかの間のシーズンオフは心の充電にもなっているようだ。
米ツアーで感じたのは、コースの長さと芝の違い、それに最終日のスコアの出方といった選手達が持つ爆発力や集中力。それらに対抗するために「色んなことに取り組んだ」というが、簡単に結果には直結しない。「でも、私の場合、一回悪くなって落ち込んだ後に、劇的にゴルフが変わることがある。その準備期間が今年だったら・・・」と、来年に向けて心に秘めたものはある。
「スケジュール的にも慣れたし、コースも知っているので、来年は全く違った気持ちでコースに行ける。今年は日本にあまり良いニュースを届けられなかったので、来年は頑張りたい」と語る表情には、悲壮感よりも充実感が漂っていた。「全く後悔はしていないし、すごくすっきりしています」と、まっすぐに未来をみつめ、自らの意思で選んだ道を歩む覚悟を示した。(東京都中央区/今岡涼太)