2013年 大王製紙エリエールレディスオープン

馬場ゆかり “卒業”のキャディに「いいプレゼントを」

2013/11/22 18:39
キャディに「いいプレゼントを」。単独首位で決勝ラウンドを迎える馬場ゆかり

愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で開催中の「大王製紙エリエールレディスオープン」2日目。首位を1打差で追った馬場ゆかりが、1イーグル4バーディ2ボギーの「68」をマーク。通算8アンダーの単独首位に浮上し、2011年「日本女子オープン」以来となる通算4勝目へチャンスを広げた。

「だいたい思うところに打てていた」という好調なショットで、4つのバーディのうち3つが2メートル圏内。首位タイで迎えた終盤17番(パー5)では、残り180ヤードの2打目を4番ユーティリティでピン手前7メートルに乗せ、「タッチとラインがピッタリ合った」と会心のイーグルで頭1つ抜け出した。

狙うのは「最低限の目標」と力をこめるシーズン1勝。そしてもう1つ、馬場が残り2試合で優勝を切望する理由があった。

今週の開幕前、4年前から専属キャディを務めているブレンダン・ラッセル氏から今年いっぱいでのコンビ解消を持ちかけられたという。「ケンカとかじゃないですよ。(ブレンダンが)兄とビジネスを始めるみたいなので」。ブレンダン氏は並行してキャディも続ける予定というが、専属としてシーズンを通じての帯同は難しいと事情を語ったという。

「2人では、女子オープンの1勝しかしていないのが心残り。いいプレゼントをしたいと思っています」。タイムリミットが迫る中、惜別の想いを胸に頂点だけを目指す。(愛媛県松山市/塚田達也)

2013年 大王製紙エリエールレディスオープン