2013年 大王製紙エリエールレディスオープン

大山志保 “癒やし”のコースで単独首位発進

2013/11/21 19:14
癒やし効果でイライラも解消? 単独首位発進を切った大山志保

愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で21日(木)、国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」が開幕。大混戦の首位争いを一歩リードしたのは、出場3試合連続でトップ5入り中の大山志保。2度の3連続を含む8バーディ、3ボギーの「67」で回り、5アンダー単独首位に立った。

「ショットがすごく良い」と、次々とチャンスを演出してのバーディラッシュ。合わせて、大山が課題としている過剰な力みも、この日は「今年で一番リラックスして出来た」とクリアに成功。「私は気合いを入れると悪くなる。やっぱり肩の力を抜いて回るのが一番いい」と、納得のラウンドに胸を張った。

大山がプレー中のリラックス方法の1つとして挙げるのが、周囲の景色を眺めること。「イライラしても、周りが良い景色だと自然に癒やされる」と、力みを抜くための助けになっているという。

中でも効果的なのは「池とか青空が好きなので、高低差が大きくて景色を見下ろせるコース」で、まさに今週のコースにピッタリ。それは大山も認めるところで、「コースは難しいけれど、イライラしていたらもったいないですから」と笑う。ちなみに、海に隣接する静岡県の川奈ゴルフコースもお気に入り。2006年には同コースが舞台の「フジサンケイレディス」を制していることも無関係ではなさそうだ。

当面の悩みは、最終日に近づくにつれて無意識に力みが増してしまうこと。ここ2試合も首位タイで最終日を迎えながら、「力が入ってしまうことが原因」と優勝を逃している。今週、コースが大山に醸す“癒やし”効果が2シーズンぶりの勝利へと導くか。(愛媛県松山市/塚田達也)

2013年 大王製紙エリエールレディスオープン