森田VS横峯の賞金女王レース 22万円縮まる
2013/11/03 18:00
国内女子ツアーは「樋口久子 森永製菓ウィダーレディス2013」を含めて今季の残り5試合。いよいよ佳境を迎えた賞金女王レースは、トップの森田理香子が通算1オーバーの38位タイと奮わず、2位の横峯さくらも通算2アンダーの24位タイにとどまり、その差は約22万円詰まって358万円差となった。
前半に2ストローク伸ばして上位進出も見えた横峯だったが、10番、11番で連続ボギーを叩いてスタート時の2アンダーに後退。「ショットは悪くはないのですが、ラフからフライヤーがかかって距離感が悪くて・・・相性なんですかね」と首をひねった。
一方、1バーディ、2ボギーと1ストローク落とした森田も「自分の思ったところに打ってはいるのですが、なかなかバーディが獲れない。ショットも悪くはないのですが・・・」と、原因不明のまま3日間、バーディ合戦から取り残され続けた。
1億円の大台を超えた2人まで2000万円以上差がある賞金3位・佐伯三貴も、今大会は16位タイで終了したため、賞金争いの2強状態は変わらない。しかし、優勝を果たしたイ・ボミ(韓国)は、1260万円を加算して総額を7,000万円台に乗せ、3~6位はひしめき合う状況になった。
この賞金差なら、まだ残り4戦中2勝以上を上げると逆転の可能性が残されている。昨年は賞金女王争いとまではいかなかったが、イ・ボミはこの4戦中2戦の前年覇者だ。今のところトップ2の争いだが、今週のようにつまずいていると…うかうかできない状況を招きかねない。(千葉県市原市/本橋英治)