2013年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

佐伯、痛恨のサイン漏れで失格処分

2013/09/13 18:43
メジャーでの決勝ラウンドを痛恨のサイン漏れで棒に振ってしまった佐伯三貴

「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」2日目、大谷奈千代は6番を終えたところでじんましんを理由に途中棄権。同組だった佐伯三貴金ナリは、残り12ホールを2人だけでラウンドすることになった。

前日通算2オーバー61位タイと出遅れた佐伯は、さらに2つスコアを落として迎えた17番でアプローチをOKに寄せたものの、この“お先に”パットを外してボギー。肝を冷やすカットライン上の通算5オーバー58位タイで、なんとか決勝ラウンドへ駒を進めた――と思われたが・・・。

当初のマーカーだった大谷は、佐伯のスコアカードにサインをしてから棄権したが、残りのホールはマーカーが金ナリに代わる。そのため、スコアカードには2人分のサインが必要だったのだ。アテスト後、事態に気付いた佐伯は「三貴が悪いから、気にしないで。クエンチャナ(大丈夫)」と金ナリを慰めてからLPGAルームへと向かった。

しかしルールは厳格だ。ゴルフ規則6-6b「スコアカードの署名と提出」の違反により、佐伯には失格の裁定が下された。

「自分が悪いからしょうがないけど、カーッときていて(注意不足になった)。黙っていることも出来たけど、自分に嘘はつけない。あとメジャーは2つあるし…。佐伯、頑張ります!」。

賞金ランキング3位で迎えた今季メジャー2戦目を不本意な形で終えることとなり、悔しさを振り切るように足早に会場を後にした。(北海道恵庭市/今岡涼太)

2013年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯