2013年 ニトリレディスゴルフトーナメント

ありがたい!高額賞金大会で安堵した2人

2013/09/01 18:08
自己ベストに並ぶ3位で終えた福田裕子。次の目標は当然“初優勝”だ

賞金総額1億円の「ニトリレディス」は、3日間大会では最高額のトーナメント。賞金女王争いのみならず、50位以内の賞金シード獲得へ向けて選手たちの目の色も普段とは違っていた。

最終日に5バーディ、ノーボギーの「67」で回って通算5アンダーとし、単独3位に入った福田裕子の稼いだ額は700万円。今シーズンの獲得賞金を1713.8万として、現時点でのランキングは38位まで浮上した。

「だいぶ良かったですね」とは福田の弁。「単独とタイとではだいぶ額が違ってくるので、後ろの(上原)彩子ちゃんが気になりました」と打ち明ける。「良いところにいる意識はあったので、欲をいえばもうちょっと(優勝争いに)絡みたかった」と振り返った。やはり次なる目標は悲願の初優勝だ。

「もうちょっとだと思うので、ミズノクラシックと最後のツアー選手権リコーカップに出られるように勝ちたいです」。ミズノ--に出場できるのは富士通レディス終了時点の賞金上位35選手、最終戦のリコーカップに出場できるのは今年度優勝者と賞金上位25選手。目標を上方修正してシーズン終盤戦へと臨む。

一方、日米両ツアーを戦う上原彩子も、最終日に「68」と追い上げて4位タイフィニッシュ。16番では6メートルのパーパットを沈め、「あの1打は大きいので良かったです」と笑顔を見せた。賞金550万円を加算した上原は、こちらもシード圏内の49位へと順位を上げた。

次週の「ゴルフ5レディス」は体調次第というもののエントリーは済ませている。だが、その翌週の「日本女子プロゴルフ選手権」は、同週にフランスで開催される米メジャーの「ザ・エビアン選手権」に参戦するため欠場予定の上原。「限られた試合で結果を出していかないといけないので、今週は良かったと思う。また次につながる終わり方が出来ました」と、安堵の表情で振り返った。(北海道苫小牧市/今岡涼太)

限られた試合数で日米両ツアーのシード獲得を目指す上原彩子。今年は好プレーを続けている

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