2013年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

不動裕理、2年ぶりVへ淡々と追走

2013/08/17 19:44
絶妙なパッティングが戻ってきた。11年以来、優勝から遠ざかっている不動裕理

歴代4位となる優勝回数、通算50勝を誇る不動裕理だが、最後に勝利を挙げたのは11年。すでに2年以上、優勝の2文字からは遠ざかっている。

今季はここまでトップ10入りが3回で、ベストフィニッシュは「サントリーレディスオープン」の5位タイ。だが、今週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で、久々にそのチャンスが巡ってきた。

「今日はパターが久しぶりによく入ってくれました。グリーンがいつもより速いので、ラインだけ考えれば届いてくれるのが良かったです」と不動は言う。最近は重いグリーンに手こずり、パットがショートすることがたびたびだった。しかし、この日は1.5メートルから5メートルまで、8つのバーディパットをカップに沈め、手を挙げて熱心なギャラリーの歓声に応え続けた。

「ショットはずっとこんな感じで、あとはパター次第でした」と、夏の軽井沢で“最後のピース”がハマリ、2日間で通算10アンダー。首位のリ・エスドとは3打差で最終日最終組に挑む。

「優勝はしたいけど、出来なくてもう1日パターで良いプレーが出来れば次に繋がると思う。まずは今の感じを忘れないようにしたいですね」。

慣れ親しんだビクトリーロード。淡々とプレーする姿こそ、ほかの選手が恐れる強い不動のイメージだ。(長野県北佐久郡/今岡涼太)

2013年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント