渡邉彩香、同伴競技者の球に当てイーグル奪取
2013/08/16 17:10
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日、19歳の渡邉彩香はラスト1ホールまで単独首位に立っていたが、最終ホールで痛恨のボギーを叩き5アンダー、1打差の2位に後退。「(気分は)あまり良くないです」と、苦笑いで振り返った。
飛距離を武器にする渡邉は、480ヤードの16番(パー5)では第2打を3Iでピンそば1.5メートルにぴたり。イーグルパットは外したが、楽々バーディとする。折り返した2番(パー5)では、残り50ヤードの3打目を「イメージが湧いたし、思ったところに打てた」とピンへ絡めると、グリーン上で2バウンドした球は、先にグリーン上にあった同伴競技者の球に当たって右へ跳ね、なんとそのままカップイン。運も味方したイーグルに「かなりラッキー」と喜んだ。
8番(パー3)でもバーディを奪い通算6アンダーとした渡邉だったが、悔やんだのは最終9番(パー5)。2打目でグリーン手前のラフまで運んだが、「洋芝でライもあまり良くなくて球が上がってしまって、当てようとしたところ(傾斜)に当たらなかった」と、ピンを大きくオーバーさせて、3パットのボギーフィニッシュ。「アプローチは割り切れたけど、その後が・・・」と、最後に叩いたこの日初めてのボギーを悔しがった。
それでも、このコースは高校2年時に出場した大会で優勝した経験もあり、「イメージもいいし、相性もいい」と得意としている。「やっと最近パターが納得できるようになってきた」と、フル参戦1年目のルーキーは2日目以降に期待を寄せた。(長野県北佐久郡/今岡涼太)