2013年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント

5打差リードから敗戦を許した表「2日間との違いはパットに尽きる」

2013/07/21 18:03
逆転負けを喫した表、悉くカップを逸れ天を仰ぐ姿が、この日は度々見られた

「パットが入らなかったのが苦しかったです-」。茨城県にあるイーグルポイントゴルフクラブで開催された「サマンサタバサ・ガールズコレクション レディーストーナメント」の最終日。5打差リードでスタートした表純子は、初日からのゴルフとは一転して、苦しい立ち上がりを強いられた。

最終日、最終組のティオフにも「精神的にはいつも通りに臨んだ」という表。「横目のラインが多かった」と、序盤からチャンスにつけるも、ことごとくカップに嫌われ前半をオールパーで折り返した。その表を横目に、後続で追う吉田弓美子がじわりと表にプレッシャーをかけ続けた。表のスコアがようやく動いたのは、11番(パー5)。3打目をピン側1.5メートルににつけてバーディを奪ったが、続く12番、13番での連続ボギーで、吉田に首位の座を明け渡した。

しかし15番では5メートルのバーディパットを渾身の力でねじ込むと、再び首位タイに並んだ。2人の攻防戦は最終ホールでは決着が付かず、プレーオフへと持ち越された。迎えた2ホール目、6メートルのバーディパットは「ちょっと読み過ぎました」とカップをすり抜け、その瞬間、表は天を仰いだ。直後に吉田が6メートルのバーディパットを沈め、表は敗者の涙を呑んだ。

「(吉田)弓美子ちゃんは本当にいいゴルフをしていた」と勝者を讃えると、この2日間との違いはパットに尽きますね」と俯いた。「5打差はあってないようなもの」とスタートした最終日だったが、思うように伸ばせず、不甲斐なさを口にする表。それでも「プレーオフまで進めたことは良かった」と、この悔しさを糧に再び前を向く。(茨城県稲敷郡/糸井順子)

2013年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント