金田が最終日に猛チャージ「もっと入っても良かった･･･」

茨城県で開催されている「サマンサタバサ・ガールズコレクション レディーストーナメント」の最終日、金田久美子が7バーディ、ノーボギーの猛チャージで、通算13アンダー、3位タイでフィニッシュした。

堀奈津佳、豊永志帆と8時54分にティオフした金田は、スタートホールの1番では5メートルを沈めてバーディが先行。続く2番では、ピン6メートルにつけたバーディパットを慎重に沈めて連続バーディとした。さらに4番では3メートル、5番（パー3）では、7メートルを沈めて勢いに乗ると、後半もさらに3ストローク伸ばしてスコアボードを駆け上がった。

「これだけ（バーディ量産の）ゾーンに入ったら、もっと入っても良かったと思いますね」と、この日はミドルパットを確実に沈めるなど、難しい距離を残すバーディパットを難なく沈めた。“難しい距離”の要因はショットの不調。「やっと最終日のバック9からショットが戻ってきた」と、春先からアイアンショットの精度を欠いたことで、ピンに絡みきれず、攻略をさらに難しくしていた。しかし好調なパットがこれをカバーし、この日のバーディ量産に繋げた。

シーズンもようやく折り返しを迎え、「前半は苦しくて30位くらいを、ウロウロしていましたが、後半徐々にアイアンショットが戻って来てスコアメイクできるようになりました」と復調の兆しも見えはじめた。「勝てない試合もあったけど、シーズン後半に向けて良い流れができたかな」と自信も取り戻した。今週を終えると、国内女子ツアーは2週間のオープンウィークに突入する。このオープンウィークは名古屋で過ごすという金田。鋭気を養い、自信に輝く金田の姿は2週間後の「meijiカップ」で見られるのか。（茨城県稲敷郡／糸井順子）