2013年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント

発熱はゲンが良い? 吉田弓美子、3位浮上に「まさかの展開」

2013/06/15 18:08
好調なショットを急浮上に繋げた吉田弓美子。熱は収まりつつあるが、喉の違和感と鼻声は継続中

兵庫県の六甲国際GCで開催されている、国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の3日目。27位タイからスタートした吉田弓美子が、6バーディ、ノーボギー、この日のベストスコア「66」をマーク。首位に2打差の通算6アンダー3位タイに急浮上し、雨中のムービングデーを牽引した。

前半アウトで2つ伸ばして折り返すと、強い降雨により飛距離が落ちた後半は、1番手大きなクラブで抑えて打つマネジメントも奏功。12番(パー5)で2メートル、13番で2.5メートルを沈めての連続バーディを奪うなど、バックナインで4つ伸ばして一気の浮上を果たした。

報道陣に囲まれた吉田は、明らかな鼻声。今年は選手を束ねるミーティング委員長を務める吉田は、体調不良を感じながらも、先週月曜日に行われたミーティングに無理を押して出席。そのまま風邪をこじらせて39度の熱を出し、先週の「ヨネックスレディス」は欠場を強いられた。今週木曜日のプロアマ戦も、「熱がちょっと上がって来たので・・・」と途中棄権。練習も、ままならない状態で臨んだ今大会だった。

「まさかの展開」と首をひねる一方、冴え渡るショットについて「自分のスイングのリズムを崩さないことだけに意識しているので、逆に集中力が高まっているのかも。いろいろ考えずに(計測は)キャディさんに任せて、私はただ打つだけ」という吉田。思えば、プレーオフで敗れた昨年の「マスターズGCレディース」も高熱に見舞われていたが、今年の発熱がもたらす結果は果たして?(兵庫県神戸市/塚田達也)

2013年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント