2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

三塚優子が3位発進 「ボロボロの状態」に光明

2013/05/24 18:31
先週のホステス試合では無念の途中棄権となった三塚優子。“どん底”からの脱却なるか

ホステスプロとして出場した先週の「ほけんの窓口レディース」初日に左手痛のため途中棄権していた三塚優子が、今週開催の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。4アンダーは首位に2打差の単独3位と、好位置で初日を終えた。

棄権後に病院で受けた診断結果は、左手の中指と薬指の腱鞘炎、いわゆる“ばね指”。10年以上も前から抱えている持病で、今シーズンは「開幕からずっとひっぱっている」と悩みの種となっていた。先週に至っては「しびれが出て感覚が無くなった」までに悪化。泣く泣く棄権を強いられる結果となった。

しかし、先週の土曜日に指の付け根付近に注射を3本打ち、「今は痛みの無くプレーできている」とまで復調。「スイングで悩んでいたけど、分かってきたものもあって今週に来られた」と、先週棄権するまでの第1ラウンド9ホールで得たショットへの手応えも好材料となり、この日の4アンダーへと繋げた。

今季は、開幕戦を21位タイで終えて以降は9試合連続で予選落ち。そして先週の棄権と、「技術的も精神的にも、ボロボロの状態できていた」とシーズン序盤を振り返る。「ここまでは自分らしくない守りのゴルフだった。今週は失敗を恐れず、1番から18番まで攻めのゴルフを貫きたい」。ようやく光が見えかけたこの日を、今シーズンの鬱憤と先週の無念を晴らす布石とする。(愛知県豊田市/塚田達也)

2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン